her世界でひとつの彼女

スカーレット・ヨハンソンが声だけの演技でローマ国際映画祭最優秀女優賞を受賞するなど、様々な話題になった『her/世界でひとつの彼女』(スパイク・ジョーンズ監督、2014年6月公開)をブルーレイで観てみました。

この映画では、将来AIが進化して、人間がパソコンのOSに恋するまでになったら?という世界を描いています。人間のように自然に会話ができ、ユーモアのセンスもあって、落ち込んだらなぐさめてくれる・・・

相手の気持ちを汲み取って寄り添ってくれるだけでなく、”自ら考えて”私たちの思考を前進させるようなアイデアを提案してくれる知能も持っているのです。もしかしたら、あなたの同僚よりよっぽど相談相手として頼りになるかもしれません。

AIによってチームのあり方はどうなる?

私たちは普段チームで仕事する場合、自分の考えを主張したり、チームメイトと意見を戦わせたりすることで、より良いアイデアを生み出そうとします。でも、意見がうまくかみ合わないと感情的になったり、自分の主張を押し通そうとしたりする日もあります。

もっとひどい場合には「この人の言うことはぜんぶ反対!」と決めてかかることもあるかもしれません。私たちは、その日の気分に左右される生き物でもあります。

そんなとき、”1人の”AIがチームに参加していたらどうでしょうか?

私「A社への提案、このプランで行くべきです」

同僚「いいや、それではA社のブランドイメージに合わない」

私「ああそう?じゃあ君はどんなプランが良いと思うわけ?」

同僚「それはみんなで話し合って決めればいい。とにかく君のプランはダメだ」

私「代案もないのに反対だけするってのはどうかと思うけど!」

AI「まぁまぁ、二人ともリラックスして。まずはこのプランが良いと思った背景をみんなに共有してくれる?議論はそこからだよ」

私&同僚「お、おう・・・」

こんな風に会議をスムーズに進行してくれる存在がいたら、どんなに助かることでしょう。もちろん局面に応じて自分のアイデアも述べてくれるはずです。

つまりAIがいることで、“感情に左右されない”+”空気(文脈)を読める”+”独創性とユーモアにあふれた”チームメイトを迎え入れることができるのです。こうしたかたちでチームの生産性に貢献するAIが登場するのは、そう遠くない未来かもしれません。